休業中のゲイバーのママのコロナ日記

2020年4月20日(月)

コロナウイルス対策のためにお店を自粛休業にして2週間が立ちました。お店が休業に入ってから安倍総理や小池都知事がニュースで毎日言われてるように不要不急の外出はせず家に引きこもってます。

憎むべきはコロナウイルスなのですが水商売を生業にしてる僕の立場からは「密接、密集、密着の三密の場所には行かないように」とか「夜の繁華街には出かけないように」と頻繁にニュースやクラスター班の方がコメントをテレビ番組でされる度にまるで自分が責められてるような気持になります。本当にこのような状況を作ったコロナウイルスが死滅するのを早く望んでます。

「密接、密集、密着の三密」だったり「夜の繁華街」が話題にのぼりますが、僕はお店を開けてから夜の街が賑やかになるために、色々と考えながら水商売をして来ました。またお客様があまりいないスカスカな静かなお店は「悪」だと思いながら、それこそ「満席、満宅」の人気店を目指して水商売を頑張ってきました。まさしく「密集」するお店を目指してオープンから6年頑張ってきたのですが、コロナウイルスが流行してからは、それはいけない事。そもそも営業してはいけないと言われ、正直に言うと3月の時点では、今までの6年間の「出来るだけお店を営業してお客様を多く集めて賑やかなお店を作らなきゃいけない。」
という考えを「お店は開けず、自粛しなきゃいけない。」っていう考えに180度方向転換するまでに少々時間がかかりました。

今は僕は、ほぼ家でコロナウイルスのニュース番組を見てます。またツイッターでもコロナに関連してる情報を仕入れてるため、「自粛」の大切さを理解してますし、ほぼマンションから出歩くことはありません。2日か3日に一度、銀行とスーパー行くとき以外は出ないようにしてます。家で引きこもり朝からコロナのニュース番組、夜はネットフリックスで主に
不気味なホラー映画を見てます。季節柄なのかゾンビ物や感染物が多く今の時代にマッチしてる作品が多くて色々と考えさせられます。

コロナウイルスが落ち着いたらお店は再開する予定です。コロナウイルスじゃなく仮に戦争になりお店が核ミサイルで粉々に吹き飛んだとしても必ず再開させる予定です。少し怖いというか懸念されるのがコロナが落ち着くころに少しずつ世界が変化してしまうんではないかという事です。今まで常識だったことがどんどんと変化していくのが少し寂しい気がしますがその流れには合わせなければいけません。例えば昔は映画を見たかったときに、レンタルビデオに借りに行ったのに今では外に行かずともネットフリックスですぐにオンラインで見れてしまいます。コロナ後も昔みたいに普通に飲めることを祈ってます。