ゲイバー店長がコロナで嫌な思いした日記

2020年5月2日

コロナウイルスで引き籠り生活をして約1ヶ月になりました。うちのお店は4月6日から両店舗とも休業しており5月も休業予定です。今回はコロナで自分が嫌な思いをしてる事を書きます。

「自粛警察」って言葉があります。飲食店などお店に「営業をするな」と匿名の貼り紙で嫌がらせをしたり、いたずら電話をする行為です。とても卑怯です。僕はお店を4月は休業してましたが、3月は営業をしてました。その時にやはり少し嫌な思いをしました。ツイッターとラインで嫌な思いをしました。ツイッターはそんなに仲良くないフォロワーの方に、間接的に「水商売は営業するな」とかひどいのになると「コロナの発生源」みたいに言われました。ラインでも「営業するの?」とわざわざ確かめてきてすることを伝えると「すごいねー。」みたいな連絡が来てました。当時はまだ東京都や政府も協力金や助成金の話も出る前でした。僕にとってはコロナウイルスの感染を減らすのも大事ですが、お店を突然、営業しなくなったら収入も途絶えるし、一緒に働いてる人もいるから、突然、営業停止にするわけにもいかないし3月時点ではまだ感染者数も少ないし営業をしてました。その時のこころないツイッターやラインなどの攻撃は今でも引きずってます。人間の本性を見た気がしました。

4月に入り緊急事態宣言が出ることを想定して色々と今後のお金の計算などしました。その時に東京都も協力金を出すという事が決まったので、それであればもう徹底的に自粛しようと決めました。緊急宣言が出るとうわさされてた日の前に両店舗に行って休業の貼り紙をして、金庫のお金を引き上げ、カラオケ業者やおしぼり業者に電話して休業の旨を伝えました。少しスッキリした気分にもなりました。よくわからないですがずっとオープン以来、「水商売一筋」で走り続けてきたので強制的にお休みになりましたが、色々と今後のことなど頭を整理できる時間が持てました。それはとても良かったです。

最近もツイッターなどでいらってくるのは居酒屋の店長などが「水商売はやばいだろ。」みたいなマウントというかコロナに乗じて攻撃的なつぶやきをしてるのを見つける時です。コロナウイルスが悪いのにやれライブハウス。水商売、パチンコ店など、特定の商売を標的にしないでほしいと思います。匿名で嫌がらせする「自粛警察」は本当に許せないです。コロナ後もこういう匿名の電話での嫌がらせ、ネットでの嫌がらせは続くと思います。法律で罰せられるようにしてほしいです。

5月も引き続き引きこもり生活を続けます。水商売が出来ない状態なのでウェブ制作サービスを立ち上げるために企画書を作ってます。あとマンガを描いてます。

【漫画 阿修羅バー】